12話はダークロブスターサンドだった。非常に面白かった。
これまで1話からずっと忍殺アニメイシヨンの感想を書いてきたが、9、10話「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」、11話の「メナス・オブ・ダークニンジャ」の感想は書いていない。
仕事やスプラトゥーンで忙しかった、というのが大きな理由ではあるのだが、このアニメイシヨンの感想を考えて書くのに疲れてしまった、というのもある。
「ニンジャスレイヤー」という小説作品は、「アイエエの小説」とほんやくチームが表現したように、最初は「忍殺語」と呼ばれるトンチキな言い回しで有名だ。しかし、それは表現技法の1つに過ぎず、描き出されたその世界は重厚で、非常に良質なサイバーパンク小説だ。ヘッズは、物理書籍を買うようなヘッズたちはそのことを知っている。無印漫画版はその重厚感を緻密に描いており、とてもかっこいい。アニメ版にもそういうものを求めたヘッズが大半だった。
わたしもその一人だった。最初にアニメイシヨンのPVを観た時は「これは違う」と思った。それが正直な気持ちだ。
第1話放送時も賛否両論だった。わたしは不安だった。でも、1話を観た僕は声に出して笑ってしまった。面白かった。最初にニンジャスレイヤーに触れて妙な日本語や設定を面白がった時の感覚に似ていた。だからアニメイシヨンを観るのは楽しかった。トンチキなアニメーションの中に時折ある原作再現やルールを見つけて面白がった。
でも、話数を重ねるにつれ違和感も大きくなった。最初は4話だった。ラスガ後半である。この話は原作にあった情緒がかなりスポイルされていた。面白くない、と感じた。まあ、5話の「トーフ」が非常に面白かったのでそこでわたしは機嫌がよくなった。
6話の「サプライズド・ドージョー」も、あまり面白くなかった。でもユカノ=サン初登場だったし、豊満カワイイだったので楽しめた。7話の「サーペント」と「ザゼン」は箸休めっぽい感じだったので正直そこまでおもしろくなかったけど、「なんでカラスに混じってオオハシがいるのか?」とかいうどうでもいいところに気を向けることで気を紛らわせた。
で、8話、9話、10話と、このあたりになるとFlashアニメ化にも完全に慣れてきて、表現技法に面白みを全くといっていいほど感じなくなってきた。感想が無くなってきたのだ。ああ、そうだね。シヨンでこの回やったらこうなるよね。と。
そして極めつけが11話のメナス・オブ・ダークニンジャ。かなりシリアスだし、ストーリー上非常に重要な回だった。手に汗握るアラバマオトシも、悲壮溢るるローシ・ニンジャの自爆もFlashだった。シヨンだもんな、と思った。はっきり言えば失望した。でもイヤグワラッシュのコピペは面白かったので救いは一応あった。でも、積極的に感想を言いたくなるような内容ではなかった。あんまりネガティブな感想は言いたくないので黙ってた。今書いてしまっているので意味ないが。
で、まあ、12話もあまり期待せずに観たんですよ。そしたらどうだ、12話は非常に面白かったではないか!!
ロブスターという第一部きってのクソ回が、シヨンのテイストと噛み合ってすごく面白かった。間のダークニンジャの話もワビサビが効いた感じで良かった。
タノシイまつりの頃はニュービーヘッズだったので、わたしはロブスター2を読んだことが無かったのだが、その話に触れられたのも良かった。楽しかった。やたらエロいポーズで「ンアーッ」してるナンシー=サンも面白かった。シヨン最高。
まとめ。
シヨンの技法はクソエピソードだと楽しい。シリアスな回でやられると嫌になる。
※個人の感想
明日の13話が楽しみです。では。
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