2018年5月29日火曜日

SCP-O10Ca

収容前のSCP-O10Ca
アイテム番号: SCP-O10Ca

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-O10Caはサイト-◼︎◼︎の娯楽室に設置されます。その性質上危険は無いと考えられますが、念のため常にビデオカメラで監視しておくようにしてください。

説明: SCP-O10Caは、アーケードゲーム「オトカドール」の筐体です。この筐体は日本の◼︎◼︎県◼︎◼︎市にあるゲームセンターで稼働していました。

外見や動作自体はいわゆる“ニャンドラ筐体”と変わりません。しかし、SCP-O10Caは外部からの電力供給、ネットワーク接続、ロール紙の補給無しで、常に完璧に動作します。バージョンアップの最終更新日は常に現在の日付を指し、ロール紙の枚数はノーマルもホロも常に999と表示されます。

筐体を分解して調査しようとする試みは全て失敗しています。カード取り出し口やコイン投入口などから小型カメラを挿入しての調査も同様に拒絶され、成功していません。

補遺1: ██/03/30、███研究員がライバルカードを引いたところ、通常の筐体には存在しない「フェニックス ソーレ&ルーナ」QRのカードが排出されました。絵柄はソーレとルーナのツーショット、属性は火、ステータスは全て99、技欄は全て「???」です。QRコードは公式サイトのサンプル状になっており、実際に使うことはできません。カードには排出されたとき既に、金色で「フメツのオトカドール!! Sole & Luna」とのサインが書かれていました。検査の結果、この文字はカード印刷後に一般的な金色の油性ペンで書き込まれたものと判明しました。また、筆跡鑑定から2人の人物によって書かれたものだと判断されています。一人目が「フメツの」「Sole &」を書き、二人目が「オトカドール!!」「Luna」を書いています。

補遺2: 休憩時間や休日に多くの職員がオトカドールをプレイするために列をなすため、 嫌気が差した█████博士がSCP-O10Caの分類引き上げと隔離を提言しましたが、他の職員からの説得で提言は取り消されました。現在は、娯楽室に新たに通常のオトカドール筐体を3台(内2台は録画台)導入し、長蛇の列が形成されることを防いでいます。


職員の列があまりに鬱陶しいので撤去してもらおうと思ったのだが、周囲の説得で一度だけプレイしてみたんだ。そしたら、まんまと「列に並ぶ職員」の一人になってしまったのさ。今やサニーちゃんが可愛くて毎日がグッデイだよ。 - █████博士

オトカドールはいいぞ。 - ███研究員

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