あらすじは公式サイトでも見といて下さい。ストーリー自体は特に面白いわけではない。つまらないわけでもないが……。
同時上映の「ポケモンおんがくたい」は全く面白くなかった。ストーリーを作ることを放棄したようなショートムービーだった。まあ、小さい子向けのやつだ。
さて、本編の方ですが、とりあえず以下の動画を見て下さい。特に冒頭あたり。
ギラティナの着地、ビルの中から見えるグラードン、暴れるパルキアから逃げ惑う人々……
怪獣映画っぽいですよね?
「伝説ポケモン総進撃」な映画だと思って観ればいいんです。フーパは伝説ポケモンを一堂に会させ、戦わせるための舞台装置にすぎない。
戦闘シーンだけもう一回、いや、何度も観たい!
カッコ良かったシーンを覚えてる限り列挙していきます。
- キュレムが河に落下し、河が凍りつくシーン。アングルとかも非常に良かったです
- ギラティナとメガレックウザの空中戦闘。ギラティナはオリジンフォルムで戦って欲しかったが、アニメでは反転世界でしかオリジンになれないんだよな……
- キュレムが誤射した冷凍ビームで凍りついたグラードンが、氷を破壊して動き出すシーン。グラードンの巨大感、落ちる氷の描写がとても良かった
- ディアルガの時の咆哮、パルキアの亜空切断の描写。DPt大好き人間なのでこれだけで感動できる。時の咆哮を撃つとき、ディアルガのしっぽの上のフリルが膨らむ描写とか再現してくれてて嬉しい。パルキアの鳴き声も久しぶりに聴けて泣きそう
- ゲンシカイオーガがヒレの下に4つの水球を並べ、そこから攻撃を発射する攻撃法
- 普段のポケモン映画よりも、ビルなど建造物が破壊される描写がやたら多く、特撮映画を意識していたように思われる。とても良かった
あとはまあ、自身の映画ではそんなに暴れてなかった印象のあるキュレムが狂ったように攻撃的になってたのが面白かった。
ルギアが出てたのにホウオウが出てなかったけど、ホウオウは存在が神聖すぎてこういうのには出せなかったんじゃないだろうか。死んだポケモンに新たな生命を与えられる、非常に高位なポケモンなんだよな。
メタ的なことを言えば、今回の映画は「怪獣総進撃」なので、ホウオウは怪獣タイプのポケモンじゃないから出なかったんだろうけど。
ディアルガとパルキアも神だけど、彼らは上位過ぎて神聖だと崇めるのが難しい。造化三神みたいな……。人間やポケモンと直接関わることがほとんどないからな。なぜかトップのアルセウスさんのほうが人間と絡んでる。世界を維持するだけの神は人気無いのか。
超フーパの浮遊腕の動きもかっこよかった。戦闘系の描写がとても良かった映画でした。
パンフで湯山さんが「"伝説"と呼ばれるポケモンたちが一堂に会するお祭り的オールスター映画を目指して始まった2015ポケモン映画の制作」と語っていますが、全ての伝説ポケモンを登場させず、怪獣系に絞ったのは非常に良い判断だったと思います。怪獣総進撃だ!!
オールスター映画といえば、スーパーヒーロー大戦Zはひどかったですよね。
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