2016年10月30日日曜日

にゃーことにゃっ太の“はんぶん”、そしてねこぢる草

既出だろうし、わたしはねこぢる作品をまだ一部しか読めていないが、あえて自信有りげな口調で以下の文章を書くことにする。

にゃっ太は“はんぶん”を失っているという話。
ここでいう“はんぶん”とは、もちろん「たましいの巻」においてにゃーこが一度失ったような、魂の“はんぶん”である。

“はんぶん”を失ったにゃーこは自我を失うことになったが、にゃっ太は言葉をうしなったのではないか。“はんぶん”を失う前のにゃったは話すことができた。

“はんぶん”を失ったのは当然、「かぶとむしの巻」においてである。
「かぶとむしの巻」は、右腕を失った事で明確に分かる通り、にゃっ太が失う物語である。

犬を殺した後、にゃっ太は不意にカブトムシが欲しくなり、取りに行こうとする。このカブトムシはにゃっ太の外出の目的であり、カブトムシの入手が帰宅の条件となる。

だが、にゃっ太は帰宅の条件であるカブトムシを半分しか見つけられない。だから、にゃっ太は半分しか帰ることができない。

「もうおうちにかえろう」と言ったにゃっ太はカブトムシを持って直立し、服を着て、虫かごを下げている。しかし、最後のコマで「どこだろここ…」と言ったにゃっ太は四足で、服を着ておらず、虫かごも持っておらず、カブトムシも持たない。

この四足のにゃっ太が、カブトムシを手に入れられなかった半分であり、つまり、にゃっ太が失った“はんぶん”である。

四足のにゃっ太は積み上げられた石が点在する河原にいる。言うまでもなくこれは賽の河原である。にゃっ太が歩いてきた道には水子供養の広告の貼られた電柱もあったし、にゃっ太が死に近づいていることを暗示していた。にゃっ太の半分は「かぶとむしの巻」の最後で死を迎えたのだ。

おそらくこの後、カブトムシの半分を手に入れることができた方の“はんぶん”は帰宅したのだろう。だが、言葉を失った。にゃーこが半分を失っていた際は目の色が薄くなっていたが、にゃっ太は眉毛が消えた。

魂が左右に分かれて、全てが半分になってしまったにゃーこと違い、にゃっ太が失ったのは(頭部や胸部に比べれば重要度の低い)腹部であったために、自我に対してはにゃーこほどの影響が表れなかったのだと考えられる。

さて、にゃっ太がすでに半分を失っていると仮定することで、もう一つ明らかになる事がある。にゃーこが死に連れ去られ、半分を失った「たましいの巻」において、連れさられるにゃーこににゃっ太だけが気づくことができた理由だ。

にゃっ太は半分死んでいる。だから、生者の世界にも死者の世界にも干渉ができるのだと考えるのが自然だろう。

また、にゃーこが死の淵で「あーへやがまわるまわる…きもちがわるい」と言っているが、「かぶとむしの巻」でのにゃっ太も「あーなんだか地べたが回る…」と発言している。さらに、にゃーこは謎の男に外に誘い出されるが、にゃっ太は「ネン坊は夜でんしんばしらの下に落ちてるっていってた」と言って、カブトムシを外に探しに行く。両方とも、外出のきっかけに他者が関係しているのも同じだ。

ここでねこぢる草に言及してみよう。

ねこぢる草は風呂で溺死したにゃっ太の走馬灯だ。
記憶が再構成され、奇妙な一編の物語となって再生された走馬灯である。

本来はにゃーこの死の場面であるはずのにゃーこが半分にちぎれるシーンが、自身が半分を失った場所を背景として再生されている。溺れたので洪水が起きる。水のイメージが頻出する。ブリキの車が死の原因の一つなので、追い求めていたものがブリキになっている。走馬灯の最後には水に落ちるブリキの人形が現れる……。にゃっ太以外の家族が消えるのは走馬灯の終わり(=意識の終わり)を指し、最後ににゃっ太も消えてしまうのはにゃっ太自身が消滅、死を迎えたからだ。

一番重要なのは、走馬灯の最初のほうで、にゃっ太は半分のカブトムシを捨ててしまうことだ。

「かぶとむしの巻」で手に入れたカブトムシはにゃっ太の生存条件である。半分しか手に入れられなかったので、にゃっ太は“はんぶん”で生活することになってしまった。その“はんぶん”を現世にとどめていたカブトムシを、にゃっ太は水の中に捨ててしまうのである。

2016年10月26日水曜日

バトル少年カズヤ #カズヤ間違い探し

(2016-10-28修正・追記)

以前からバトル少年カズヤのファンだったので、単行本も喜び勇んで買いました。
さすがに単行本になって修正がかけられてしまいましたが、「『バトル少年カズヤ』発売に寄せて | オモコロ」において作者の中川ホメオパシーさんが
現在も公開中のオモコロ版カズヤと単行本版カズヤを見比べ、その違いを 探して楽しむといった一種の間違い探しゲーム的な要素も追加され、 結果的に遊びの幅が一段と広がりました。
とおっしゃっているので、カズヤ間違い探しを片っ端からやってみました。もっと早くやりたかったのだけど、最近忙しかったので発売日に手に入れていたのにもかかわらず今日まで延びてました。
そのまま文字情報として載せるのがなんか怖いので画像としてアップしておきます。

2016年10月5日水曜日

オトカドールライバルカード第2弾をようやく10連した

ご無沙汰しております、まほらです。

第1弾でアイディが全然でなくて打ちひしがれており、ブログの更新も滞っておりました。数えたら78枚しか弾いてなかったので回数が足りなかったんだ……。でも期間が短すぎたんだよなあ……。

まあ、それもあってスターズ・シャイニングを全然弾いてなかったのだけど、ようやく10連してきました。

下が1枚め。
なんとアバリータとイラのPRが出ました!

しかしアバリータPRはどう見てもやはりぶっかk……いや、なんでもないです。

今回は期間がそれなりに長いのでゆっくり集めていきます。

2016年8月2日火曜日

ミカ子&ルシ子(とエス&アイディ)について考える

とりあえず、ミカ子&ルシ子について個人的に思ったことなどを書いていきます。ろくに参考文献などにも当たらずに、思ったことを書き連ねただけなので信憑性は低いです。各自批判的に検証のこと。

ミカ子≒ミカエル
ルシ子≒ルシファー

ミカ子

ミカエルは大天使あるいは熾天使であり、イスラエルの守護者である。

熾天使(してんし)はヘブライ語でセラフィムと呼ばれる天使の最上階級であるが、単数形は「セラフ」である。つまりミカ子コーデの「セラフ」は熾天使に由来する。

ちなみに熾天使は3対6枚の羽根を持つが、そのひとつ下の階級である智天使(ちてんし)ケルビムは2対4枚の羽根を持つので、3rdドリーム時に追加された「アミティエボンドフェザー」は智天使に由来している。
アミティエボンドフェザー
公式サイトより
あ、あとミカ子コーデのトップスにはすでに2枚の羽根がついてるので、ミカ子コーデトップス+アミティエボンドフェザーで熾天使になれますね。

また、ミカエルは「イスラエルの守護者」であり、ミカ子の「わたしが守ってあげるから」というセリフは守護者のイメージに由来するのだろう。

さらに、ミカエルは剣と秤を持つ姿で描かれるため、ミカ子のイヤリングはそれが元ネタ。


ミカ子とエス、親愛ルシ子の持つ十字架

ミカ子とエス、親愛ルシ子は同じ意匠の十字架を持つ。
ミカ子。この画像だと杖の下部。

エスの指輪。

ルシ子の王冠の頂上など。

この円形の十字架はおそらく「カンタベリー十字」と呼ばれるものだ。
カンタベリー十字。
Wikimediaより。
カンタベリー十字はイギリスのカンタベリー地方で使われる十字だが、この意匠がミカエスルシに使われる意図まではよくわからない。単にデザイン上の問題の可能性もある。

とりあえず十字であり、神の存在を表するものである。魔王ルシ子にないのは当然だが、親愛ルシ子とミカエスに存在しているのは、エスとアイディが「無意識」を担当している(下記参照)ことを考えると、神たる十字架は「超自我」を意味するのではないかと思われる。「超自我」は「自我」「無意識」双方に作用する。アイディは明らかに不完全な存在なので、まだ十字架を持たない。
そう考えると、「カンタベリー十字の枝を構成する三角形は三位一体を表現する」と言われているので、もしかしたら「無意識・自我・超自我」の三要素を指すためのカンタベリー十字なのかもしれない。いや、三角になってないけどね。ミカエス親愛ルシの十字は。と書いたけど今よく見たら三角になってるわ! これカンタベリー十字!

ミカ子とルシ子

ミカエルは熾天使あるいは大天使であり、ルシファーも堕天前は熾天使であったとされるから、似た存在である。両者とも神に非常に近い天使であった。

近年の創作ではミカエルとルシファーは双子の兄弟とされることもあるらしい。

ミカ子とルシ子は姉妹である。ルシ子でミカ子と戦い、負けるとミカ子は「上手上手上手~! ますますお姉ちゃんに似てきたね~。ルシちゃんルシちゃんルシちゃん!」と言う。

生命の樹とセフィラ「ティファレト」

今手元にカードや資料がないのでうろ覚えだが、ミカ子の武器はティファレトロッドって名前だった気がする。ティファレトは生命の樹にある光球(セフィロト。単数形はセフィラ)の1つであり、「美」を意味する。生命の樹は魂の位階を示すが、確かティファレトは下から数えると第十セフィラのマルクト(王国)、第九のイェソド(基礎)の次の第八のセフィラだった気がするので熾天使の武器にしては位階が低い(ホドとネツァクをすっかり忘れていた。ティファレトはけっこう上ですね)。

熾天使の武器でミカ子に合いそうなのはビナーあたりが妥当かな? ただ、ミカエルのもうひとつの位階である大天使は天使の九階級のうち下から2番めなので、こちらの位階の武器とするなら妥当であろう。まあ、生命の樹の図解を見ると、ティファレトには多数のチャネルがつながっており重要な役割を果たしてそうな気がするので、重要度としては高いのかもしれない。

少し調べたところ、ティファレトの守護天使がミカエルらしいので、ティファレトがミカ子には最適なセフィラだということが判明した。うろ覚えで物を書いてはいかんですね。
あるいは、魔王ルシ子の裏武器、金星のバトンとの対比か?
あと、生命の樹は三本の柱から成り立つので、ティファレトロッドに巻きつくようにくっついてる二本のリボンは横二本の柱を表してるのかもしれない。

もう一つドロップする、ティファレトロッドの色違い武器(黒)はツリーオブライフだった気がするが、これは生命の樹である。真ん中にりんごが付いてるが、りんごは知恵の木の実だった気がするのでなんかミスマッチのような気がしないでもない。生命の樹の実もりんごだったっけ? そもそも知恵の木の実がりんごかどうかも、正確には定かじゃなかった気がする。

もしかしたら、イブを誘惑し人間のエデンからの追放の原因となったりんごは、ここでは堕天の象徴として使われているのかもしれない。
そもそも「ツリーオブライフ」が黒い時点でおかしいんだ。実は生命の樹ではなく、死の樹である可能性がある。生命の樹と全く同じだが、真逆に立つ死の樹は、登った先は地獄だ。ルシファーも、生命の樹を登っているつもりでいつの間にか死の樹を登っていたという。

エスとアイディ

アイディ=id(イド)=無意識
エス=es=無意識
ふたりともそれぞれ、ルシ子とミカ子の「無意識」を担当している。詳しくは自我 - Wikipediaなどを参照してください。

エスのほうが表情豊かで、感情もあること、エスのねじ巻きが「プロトタイプネジマキ」であることを考えると、おそらくエスが原型で、アイディはその劣化コピーのようだ。アイディでエスと戦うと、エスはアイディに敵意を表するが、アイディの方は何も反応しない。アイディはエスに反応出来るだけの自我を持っていない?

また、エスのコーデが「エデンズプリズナー」=「エデンの囚人」であることや、武器が鍵であることから、ミカ子(とエス)は相手(ルシ子)をエデンに囚えておきたいと考えているっぽい?

2016年7月29日金曜日

オトカドールAct1をすこしだけやった

エスと1回戦って、ミカ子と1回戦って、ライバルカード10連してきました。

ミカ子には闇が効く。まあ当然か。
エスはほぼアイディのモーションそのままですね。
ミカ子は新規モーションですけど、浮遊してたり独特な動きですね。
まだ一回ずつしか戦ってないのでセリフとかもよく聞けてないが、独善的な正義、絶対的な強者、高位存在性に溢れたキャラクターで寒気がする。怖い。

アイディは「自分は自分らしく出来ないが、自分らしく生きている存在に憧れている」ような雰囲気ですが、エスは「無私にミカ子に尽くすのに自分らしさは不要、わたしは幸せであり他の人間もわたしのようにミカ子のために無私になれ」と考えているようで怖い。

あと、10連引いてきました!
アイディN
ナルルN
ちいPR
ナルルN
ちいPR
ティアR
ルシ子PR
アイディR
ちいR
ルシ子R
まさか最初の10連でPRがダブるとは。アイディQRが欲しいので頑張る。

2016年7月27日水曜日

アイディとエスの「無意識」──idとes

2016-08-02追記:Act1スタート後に、ちょっと詳しめに記事を書きました。→ミカ子&ルシ子(とエス&アイディ)について考える

2016年7月28日 Act1スタート! | おしらせ | オトカ♥ドールで発表があった「大天使 ミカ子」と「オートマタ エス」ですが、オトカライバルドールの中ではアイディが一番好きなわたしとしてはエスちゃんが気になるところ。

で、アイディの英語表記が「id」であることは公式サイトのアイコン配布画像のファイル名などで判明していたわけだが、意味はIdentityのIDでは? ってくらいにしかわかってなかった。
だが今回エスが出たことによって「無意識」であることが確定。

人に情動をもたらす無意識は、ドイツ語でエス(es)またはラテン語でイド(id)と呼ばれる。

アイディが「空気を読みすぎて自分がない」のは、無意識は「自我」と「超自我」によって統制を受けていることが元ネタなのだろう。

ルシ子が「自我」、アイディが「無意識」を担当しており、この2人は2人で一人のような存在なのだろう。そしてルシ子とアイディはプレイヤードールとの交流で「超自我」を手に入れ、完全な存在になったのではなかろうか。それが親愛の魔王ルシ子。

ルシ子が超自我を手に入れ、意識が確立したので夢(ドリーム)から醒め、行動(アクト)が始まるのが7/28からのAct 1なのだろう。

もっと詳細に書こうと思ったけど、わたしが気づくより前にオトカドールwikiにesとidによりアイディは無意識のidってことが書かれてたっぽいので書く気が消失した。
まあ気が向いたら書く。アクト1のストーリーを読んでから。とりあえず今は、中学だか高校だかのときに買ったフロイトの精神分析の解説本を読み直してる。

ところで、エスは単なるアイディのカラーチェンジではなく、対照的な存在になるようなデザインになってるっぽい。

  • ヘッドアクセサリーが左右反転している
  • アイディはロック(rockだが、カタカナで書けばlockと一緒だ)を使うが、エスは鍵を持つ

というのはエスとアイディを比較すればすぐわかるが、

  • そもそもアイディは登場時点から戦闘時はなぜか左利き

という点で、なんらかの反転性を背負ったキャラクターとして作られていたっぽい?
キャラクター選択画面とかでは右手に武器もってるのに、戦闘時は左手に持ってるんだよね。

アクト1楽しみです。新しいライバルカードも! アイディのQRが出るまでに何コイン吸い込まれるかな~

2016年7月14日木曜日

火+15で「ファイアソード!」を放つ!!(オトカドール)

そういえば、前々回の記事で作ろうとしてた火+15でファイアソード!を放つコーデですが、できました。ツイートだけして記事書くの忘れてた。


  • プチドラゴンソードSR
  • レッドパイピングベストSR
  • レッドボックスプリーツSR
  • ブラウンロングブーツN
  • トロピカルハイビスバレッタR
  • アミティエボヌールピアスSR

という構成です。
見た目もいい感じだよね。たしかスキル値的にはレッドパイピングコーデは全Nでも良かったはず。トロピカルハイビスバレッタはR以上じゃないとだめなので、一発でレアが出来てくれてよかった。


ライアと戦ってみました。

ダメージ140出せる!! ダメージ140出せれば戦闘用コーデとして使っていけそうだよね。